黒毛和牛と国産牛・交雑牛の牛肉の違いについて

こんにちは！豚捨です。いつもご愛顧頂きありがとうございます。✨✨
お客様から「黒毛和牛と国産牛は何が違うの？」「交雑牛（F1）って？」といったご質問をよくいただきます。

さらに、当店の誇りである伊勢牛（松阪牛のルーツ）についてもお伝えしながら、牛肉の違いをわかりやすく解説します。

黒毛和牛・国産牛・交雑牛の違いについて

和牛とは？4つの品種

「和牛」とは、日本固有の在来種を基に改良された特定の4品種だけを指します。

1. 黒毛和種（くろげわしゅ） … 霜降りが豊かで甘みが強い。松阪牛や神戸牛などのブランド牛に発展。伊勢牛もこちら！

2. 褐毛和種（あかげわしゅ） … 脂肪が少なくヘルシー。熊本・高知で多く飼育。

3. 日本短角種 （にほんたんかくしゅ）… 東北地方及び北海道を中心に飼育。赤身が濃く旨みが強い。

4. 無角和種（むかくわしゅ） … 山口県で誕生した希少品種。現在はほとんど流通せず非常に希少な和牛品種です。 

この4品種以外の牛は「和牛」とは呼ばれません。

黒毛和牛とは？

黒毛和牛は（読み方：くろげわぎゅう）、和牛の中でも最も飼育頭数が多い黒毛和種から生まれる牛肉です。

・特徴：霜降りが細かく入りやすく、脂の甘みが豊か
・食感：とろけるようなやわらかさ
・有名ブランド牛：松阪牛・神戸牛・近江牛・米沢牛など

日本を代表する高級肉であり、贈答用や特別な日のごちそうに選ばれるのが黒毛和牛です。

黒毛和牛のご説明ブログはこちら ➡ 黒毛和牛の読み方と黒毛和種の特徴について

国産牛とは？

国産牛（読み方：こくさんぎゅう）とは、日本国内で3か月以上肥育されたすべての牛を指します。

そのため「和牛」だけでなく、乳牛や和牛と乳牛を掛け合わせた交雑牛も国産牛に含まれます。

つまり、国産牛は“育てられた場所”に注目した呼び方であり、その中に「和牛」や「交雑牛」が含まれているというイメージです。

交雑牛（F1エフワン）とは？

交雑牛（読み方：こうざつぎゅう）とは、和牛と乳牛（ホルスタイン種）を掛け合わせた牛のこと。F1（エフワン）とも呼ばれます。

・肉質：和牛ほど霜降りは強くないが、赤身と脂のバランスが良い
・味わい：旨みがありながら、あっさりして食べやすい
・価格帯：黒毛和牛よりリーズナブルで日常使いに人気

交雑牛は、和牛の風味と乳牛の赤身の力強さを兼ね備えた“いいとこ取り”の牛肉です。

交雑牛のご説明ブログはこちら ➡ 交雑種・F1・ハイブリッドと呼ばれる牛について

伊勢牛とは？松阪牛のルーツ

伊勢の地で育まれた伊勢牛は、松阪牛のルーツとして知られています。
明治時代には全国に知れ渡っていたその名前も、松阪牛が高級ブランド牛としての地位を確立するのに伴い、耳にすることも少なくなっていきました。
当店ではそんな由緒ある伊勢牛（伊勢肉）を後世に残すべく、「名産伊勢肉」の看板を守り続けています。

「豚捨」は、明治42年創業以来、伊勢牛の伝統と味わいを今に受け継ぐ精肉店として、地元に根差して参りました。
贈答用の霜降り肉から、ご家庭用の赤身肉、昔ながらのコロッケやしぐれ煮まで幅広くご用意しております。

黒毛和牛・交雑牛・国産牛の違いまとめ

黒毛和牛と国産牛は同じ「日本育ちの牛肉」ですが、品種や肉質は大きく異なります。
さらに交雑牛や和牛の4品種を知ることで、牛肉選びがぐっと楽しくなります。

そして忘れてはならないのが、松阪牛のルーツである伊勢牛。
その歴史を受け継ぐ「豚捨」の伊勢肉は、特別な贈り物にも、日常のごちそうにも自信をもっておすすめできる逸品です。

ぜひ、伊勢牛の伝統と味わいをご家庭でご堪能ください。

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